生きていく中で、楽しいこともあればしんどい時、精神的に負荷がかかる時があると思います。その中で大事になってくるのは、心のメンテナンスです。
これは人によって様々で、休みの日に友達と遊びに行ってストレスを発散する方、家で1人でゆっくりして日々の疲れを癒したりといろいろありますよね。
しかし、例えば仕事で大事な商談前などの緊張やプレッシャーがかかる時にそれらをすることは時間的に難しいと思います。
なので今回紹介するのは、短時間で1人で出来るリラックス方法「リラクゼーション法」です。
これは、身体の緊張をほぐして心理的な調子を整える方法です。
今回の記事では、リラクゼーション法とは、種類、やり方について説明していくのでぜひご覧ください。
リラクゼーション法とは
リラクゼーション法とは、ストレス解消法の一つで緊張などによる筋肉の硬直を弛緩状態にして意図的にリラックス状態を作り出すことです。
生きていく上で人はストレスが絶対にかかるものです。その中で人は様々なストレス状況に対して心身の緊張が起こります。
人の身体は強い不安などを感じ続けると自律神経系の交感神経が優位になり、汗をかいたり、血圧が上昇したりと様々な身体症状が見られ、緊張状態になります。
例えばですが、今からみんなの前でプレゼンテーションをするときなどに、心拍数が上がるのも交感神経が優位になっているからです。
もちろん、交感神経が優位になることは悪いことではありません。
分かりやすく言うと、交感神経が優位な時は戦闘モードみたいなイメージです。
ただ、戦闘モードがずっと続くと、体力は0になりダウンしてしまいますよね。 だからこそ意図的に、緊張をほぐしたりして副交感神経を優位にしてリラックスモードになることが大事なのです。
リラクゼーション法とは、このように意図的に副交感神経を優位にして心身を休めるためのアプローチです。
リラクゼーション法の種類
呼吸法
呼吸自体は生きていく上で皆さんが無意識にやっていることだと思いますが、この呼吸の仕方を意識的に行う方法です。リラックスしている時と疲れていたり緊張している時の呼吸はかなり違っていて、緊張している時の呼吸はかなり浅いと言われています。
だからこそ意識して呼吸することが大事なのです。
- 身体の力を抜いて、鼻から息を吸う。この際にお腹に空気を入れるように意識する
- 息を吸い終えたら、3秒ほど息を止める
- ゆっくりと3秒ほどかけて息を吐く。この時には、お腹の空気が凹んでいく感覚を意識する
これを1セットとして数セット繰り返すと、心身が落ち着きリラックス状態を感じられてくると思います。
ただ、息を止めたりして呼吸が苦しくなることもあると思うので、無理をしない範囲で試してみてください。
筋弛緩法
筋弛緩法は、身体を意図的に力を入れて緊張状態にした後に、力を抜いて、リラックス状態を意識的に作り出す方法です。これをすることで、リラックス状態を感じれる上に、自身の身体の力んだ状態との違いを実感できるメリットがあります。
- 実施する前には、ベルトや腕時計を外したりするなどリラックスできる環境を作る
- 手をグーに握って10秒ほど力を入れた後に一気に力を抜く。←7割くらいの力を入れる
- 手以外にも、肩や腕をすぼめるように力を入れたり、足に力を入れたりする
ここで大事なのは、力を抜くときの自身の身体の感覚を味わうことです。
また、リラックスするための方法なので、痛みを感じるほど力を入れなくても大丈夫ですし、自分がよりリラックスを感じられる部位を見つけて、そこを重点的にすることも大事です。
自律訓練法
自律訓練法は、自身の身体に暗示をかけて全身の緊張を段階的にほぐしていくリラクゼーション法です。
このリラクゼーション法で大事になってくるのが、「受動的注意集中」です。
例えば、「気持ちが落ち着いている」などと自分に唱え続けるのですが、その際の自分の身体の変化をそのまま受け身の態度で受け入れます。
ただこれは場合によっては身体疾患を悪化させる可能性があるため、場合によっては医療機関に相談して行うことをお勧めします。
また、自律訓練法の詳細は、後日詳しく紹介させていただきます。
まとめ
今はストレス社会と言われていることからも、みなさんにかかるストレスは多いと思います。
そして忙しくされている方々は、気づかないうちにどんどんストレスが溜まっていってしまい、ずっと緊張状態になってしまいます。
だからこそ、意識的にリラックスできるリラクゼーション法を生活の一部に取り込んで、快適に過ごしていってくださいね。