前回はストレスとは何かについて話ましたが、今回は、ストレスと上手に向き合う方法や適切な体調方法について紹介していきたいと思います。
ストレスマネジメントとは?
ストレスマネジメントとは、ストレスとの上手な付き合い方を考えて、適切な対処法を身につけていくことです。
ストレスは誰でも受けるもので、ストレスにかからず過ごせることはおそらくないでしょう。
それに、ストレスが強く慢性的にかかると、身体や心に悪影響を起こし、腹痛などの身体反応や集中力の低下、さらにはうつ病や適応障害などにかかる可能性もあります。
だからこそ上手にストレスと向き合う方法を考えるストレスマネジメントが大事なのです。
ストレスマネジメントの中でも今回知ってほしいことはコーピングです。
コーピングとは?
コーピングとは、ストレスに対しての対処法を知り、ストレス反応を和らげることです。
ストレスコーピングには、大きく分けて2つあります。
問題焦点型コーピング:原因を解決することに重点を置く
「問題焦点型」は主にストレスの原因を根本的に取り除いて、ストレスフルな状況から抜け出せるように行動すること
例えば
・人間関係や環境を変化させて原因となる物事から遠ざかる
・困ったことがある時に家族や友人、上司など身近な人に相談して解決策を探す
・解決策を自分で調べる
問題焦点型のデメリット
・問題を解決するために無理に頑張りすぎるあまりに疲れてしまう
・対処方法が分かっていても実行に移せず、それ自体がストレスになってしまう
情動焦点型コーピング:感情の制御に重点を置く
「情動焦点型」は、感情にアプローチすることを重要視し、辛いと感じる気持ちを変化させたりして、ストレスをコントロールすること
例えば
・仲の良い友人や同僚に辛い気持ちを話してガス抜きする
・ヨガや、アロマセラピーなどでリラックスする
・趣味や旅行などでストレス発散する
情動焦点型のデメリット
・根本的な解決にはならないため、ある程度はストレスと向き合わないといけない
まとめ:どうすれば良いのか?
大事なのは状況によって両方のコーピングを使い分けること!
どちらか一方のコーピングに集中するのではなく、ちゃんと状況を見極めて使い分けるスキルをつけることが日常のストレスと向き合う秘訣ですね!