「ストレス」とは簡単にいうと生活上のプレッシャー及びそれを感じた時の感覚です。実際、誰でもストレスは感じていると思いますし、身近なものだと思います。
しかし、「ストレス」はどんなメカニズムなのかは知っていますか?
ストレスはどういうものかを詳しく知ることでうまくストレスを対処できるでしょう。
だからこそ今回はストレスについて詳しく説明していきたいと思います。
ストレスとは?
一般的に、ストレスという言葉は、
①ストレスの原因(ストレッサー)と②ストレス反応をひっくるめて表現されています。
では、その2つについて詳しく話していきます。
①ストレスの原因(ストレッサー)
私たちの心身に影響を与えるストレッサーは「物理的ストレッサー」「化学的ストレッサー」「心理・社会的ストレッサー」の3つに分けられます。
それぞれのストレッサーの具体例
・物理的ストレッサー 暑さ、寒さ、騒音、混雑など
・化学的ストレッサー 公害物質、薬物、酸素欠乏など
・心理・社会的ストレッサー 人間関係や仕事、家庭の問題など
今の3つの中でも、私たちが特にストレスの要因になりやすいのが、人間関係や仕事で起こる「心理・社会的ストレッサー」でしょう。
特に労働者の中で仕事にストレスを感じている人は60%以上と深刻な問題になっています。
②ストレスによる影響(ストレス反応)
ストレス反応とは、ストレッサーによって行動や体に影響が出ることです。
例えば、仕事でしんどいことが続いた時に腹痛や頭痛、不眠など起こったことはありませんか。
これは、すべてストレス反応の一つでストレッサーが体に与える影響なのです。
また、心に与える影響としては、何もする気が起こらなかったり、イライラしたり、すべてに興味や関心がなくなったりすることがあげられます。
さらに、ストレッサーは行動にも大きな影響を与えます。
例えばですが、知らず知らずのうちにお酒やタバコが増えてしまったり、仕事のミスが増えてしまったりします。
まとめ
ストレッサーが強すぎたり、長期的に長く続いたりすると、ストレス反応が慢性化してしまいます。
例えば、仕事で納期が近いものが多いなど業務のプレッシャー、上司からのプレッシャーが強かったり続いたりすると、腹痛が起こったりやる気が起こらず全てに無関心になることがあります。
このように、ストレス反応が慢性化すると、最終的には気分の落ち込みや食欲の低下など身体症状を伴ういわゆる「鬱」の状態になってしまうのです。
だからこそ大事なことは自分のストレスの状態を気づき、ちゃんと対処する方法を知ることが大切なのです。
次回では、自分のストレスとうまく向き合う、ストレスマネジメントについて話していきます。