健康経営とは
「健康経営」とは、「従業員の健康保持・増進の取り組みが、将来的に収益性を高める投資であるという考えの元、健康管理を経済的視点から考え、戦略的に実践すること」です。
具体的には、以下のような取り組みがされています。
予防・健康分野
・従業員の健康状態の把握
・健康増進に向けた取り組みを推進する上での体制整備
・生活習慣病対策やメンタルヘルス対策
働き方改革の流れに絡めた労務視点も加わった施策・運営
・時間外労働削減対策
・有給取得増進
・睡眠・休養の増進
・ハラスメント防止対策
ただ、会社として何から手をつけて良いのかわからないとなると思います。
そこで、今すぐ出来ることのおすすめとしては、
「ストレスチェックの活用」です。
ストレスチェック
ストレスチェックは50名以上従業員がいる会社では、義務付けられてる制度で、従業員の方のストレスの状態や組織の状態を把握するためのものです。
しかし、従業員がストレスチェックに回答するのは努力義務なこともあり。実際にストレスチェックを活用している会社はあまり多くありません。
その理由として、よく聞くのが「何のためにするのかわからないから」という声が多いです。
しかし、健康経営度評価上位20%の企業ほど「ストレスチェック」を活用してメンタルヘルス対策に取り組んでいます。
ストレスチェックは、決してメンタルヘルス不調のリスクがある人のスクリーニングテストのみが目的ではないのです。
大事なのは、ストレスチェックの意義を理解し、集団分析や組織ごとに取り組むことで「ストレス関連疾患の発生予防」にどれだけつなげるかということです。
経営者も含めた従業員、働く一人ひとりの健康のために大事なことだと思います。
まとめ
仕事で忙しい中で、ストレスチェックをするのが面倒だったりなかなか時間も取れないこともあると思います。
ただ、ストレスチェックをちゃんとやっても10分もあれば出来ます。その10分で会社の社員の現状や、どんなことにストレスを感じているのかを把握することで、どう対策していけるのかだけでなく、会社の生産性の向上にもつながってくると思います。
まずは、お金をかけずに出来るストレスチェックに力を入れてみてはいかがでしょうか。